2015年12月30日水曜日

信濃川の砂利

信濃川の下流に砂利採取をしている所があります。
県道1号線を新潟県庁から上っていくと信濃川大橋の手前、臼井橋の手前あたりの集積場。
右の写真は加茂と三条の間あたりの下条川が信濃川に合流するあたり。
田んぼや果樹園が多くて、高い建物が無くて見晴らしがいい。草が茂っている季節だと、日本じゃないみたいでしょ。
もっと上流にもあるのかな?

これは信濃川大橋の下流で砂利を引っ張っている所だけど、上の船で採ったわけじゃなく、関屋分水の所でクレーンでしゅんせつしたやつみたいです。
地図で見ると分りますが、信濃川は随分蛇行しています。河原には畑や果樹園、田んぼなんかがありますから、土砂も流入するでしょうし、定期的にメンテナンスしなきゃいけないんでしょう。
まあ、コンクリートで護岸された川は味気ないですし、雪が無くて晴れていれば、ぶらぶら自転車で走ったりするにはいい感じ。
春が待ち遠しいですね。

2015年12月29日火曜日

白山神社~上大川前通り~本町~下町~古町→新潟駅

上大川前通りにいいカフェがあると言うのでそこを入れて、ぶらぶらと。

始点はバスで市役所前。
そこから、まずはすぐ近所の白山神社へ詣でます。
新潟総鎮守という事で、初詣の人出は新潟で一番多い。
歯の神様、医療安全の神様でもあるとか。知らなかった。
12月も下旬になると、神社は初詣の準備でにぎやかな感じ。
社殿ではお祓いを受けている方も。

そのまま上古町方面の鳥居から出て、信号を渡ります。

白山神社の並びには新潟県政記念館があります。
明治時代の県議会の建物で、中を見学、議員席に座る事が出来たりしますが今回は寄らずに、道路の反対側からパチリ。
明治時代の議場の建物がそのまま残っているのは、ここだけとか。
ま、移築されているんですけどね。
それを右手に見ながらそのまま上大川前通りに向かいます。

同じく今回は寄りませんが、長岡生姜醤油ラーメンの青島食堂 東掘店があります。

上大川前通りには、ヤスダヨーグルトのベーカリー「LECHE」(レーチェ)があります。

今回通った時はまだオープン前(営業時間:11時~17時30分 定休日:水・日曜 駐車場:2台)だったので、寄るのは次の機会に。
ヤスダヨーグルト、美味しいですよね。
ちょっと高いけど。







で、今回の第1目的地の「THE COFFEE TABLE」
教えてくれた人の話では、ブルーボトルコーヒーの人が見に来てたとか。
開店して1年の新しいお店ですが、建物は古い。
設計事務所があったビルだそうで、中はほどよく落ち着いた感じ。
このお店については、先のエントリーにあげましたが、透明なカップでサーブされるのは面白い。
味の方は、胃にやさしい感じ。がっつり濃いのが飲みたいという人には向かないかな。




上大川前通りに限らず古い建物が残っているんだけど、この看板は中々強烈だったので写真撮っときました。
元祖コンビニエンス的な…





そのまま真っすぐ歩き続けると本町市場。
いろんなお店が並んでいます。
昔からのお店も、最近できたお店も。
魚屋さん、駄菓子屋さん、乾物屋さん、自転車修理店、喫茶店…

喫茶店は、こんな感じ。
中をのぞいたら、狭い中繁盛されているようで。
こちらも、機会があったら来てみようかなと思います。
実は、ちょっと気になるお店もあったし、LECHEもあるしで、年開けてから再訪しようかと。






で、その先の本町のアーケード街「ぷらっと本町」
ここで、上大川前通りから本町通りへ1本スライド。
いろんなお店があります。
中高時代に学生服買ったお店も健在。
歩道には近郊から来たおばあちゃんやおじちゃんが野菜を売る露店を出しています。

アーケードを冷やかしながら通りぬけ、新潟駅へ続く大通りを横切ると、一般に下(しも)と呼ばれるエリアに入ります。
まあ、上(かみ)にしても下(しも)にしても古い家は残っていて、例えば左のような長屋。








ぶらぶらと散歩をしながらこういう通りの一つを抜けると「竹内式部出生の地」という碑の所に出ました。
この辺りに生家があったそうで。
竹内式部は江戸時代の学者で、京都で公家相手に塾を開き、尊王思想が幕府の禁に触れて流刑になり、流刑地に行く途中で病没したという人。



本町を背に左、左と通りを越え、大通りを越えた先の細い小路。
下古町の1本裏の通りは、昔ながらの割烹や小料理屋さんが沢山あります。






こんな看板出している店も。
“潟”の簡略字体…久しぶりに見た。








で、これが新潟一の料亭「鍋茶屋」さんです。
一度火事で焼けているのですが、それでもこの威容。
この歩いてきた通りは鍋茶屋通りと言います。






鍋茶屋を背に歩いて古町通に出、左に歩くと大きな交差点に出ます。
ここから直進すると上古町で、白山神社へ戻ります。

新潟駅へは、左の万代橋方面へひたすら歩くか、バスに乗るか。









途中は省略して、新潟駅のぽん酒館。
万代橋から来ると右手側の2階通路を南口方面へ。

そこには、こんな感じでコインを1枚入れるとおちょこ1杯の酒が出てくるマシンがw
どれだけ酒の種類があるんだか…みんな新潟の地酒です。
500円でコイン5枚。
カウンターでは複数枚数出さないと飲めないお酒がありますが、相場より安いと感じました。

キュウリも売っていて、それはコイン1枚。
味噌と塩はつけ放題。塩は…


もう、日本全国の塩どころか世界の塩…
一部は隣の売店で販売しています。










場所が新潟駅ですから、ここで解散するもよし飲みに行くもよし。
私たちは、行きつけの飲み屋さんへ行きましたけど…
時間に余裕があれば鍋茶屋通りのシブいお店にも行ってみたいと思います。

2015年12月25日金曜日

The Coffee Table(新潟市中央区上大川前通り3)

新潟市は中央区上大川前通り3にあるカフェ。
評判のいいカフェがあるんだよと聞いて行ってきました。
古いビルの1階で、入って正面がレジとエスプレッソマシン。L字に折れてドリップスペース(席が一杯だと立ち飲みスペースにもなる)その奥に黒いタイル張りの壁に囲まれたキッチン室(ホント、部屋の用に囲まれています)
客席は、入口側にラウンドテーブル。カウンターの向かいに2人席が2、カウンターの奥に何席か。
センスのいいレイアウトだなと思いました。
ストレートコーヒーを2杯、ペーパードリップとエアロプレスでいただきました。
珈琲豆は、それぞれ2種類。ストレートはブラジルの、エアロプレスはエチオピアの豆を飲みましたが、どちらもさっぱりとした味わいで、人によっては水っぽいと感じるかもしれません。
キッチリと風味は出ているし、何杯でも飲めるコーヒーだと思います。
カップはフランスから取り寄せたという耐熱の透明なカップ。トールサイズを頼むと小ジョッキサイズ…みたいなのが面白い。(取っ手はなくてオシャレなデザインですが)

白山神社に詣でた後、ふらふら散歩ついでというのもいいかもしれませんね。
暖かくて美味しいラテは体に沁み込むように美味しいんじゃないでしょうか。

https://ja-jp.facebook.com/THECOFFEETABLE.1984

2015年12月20日日曜日

杜のテラスSAKURA(新潟市中央区長潟)

デンカビッグスワンの近所。中条たまごさんとの間。ハウジングメーカーのギャラリーとしての役割もあるお店。

ペーパーのハンドドリップで、豆を挽いて入れてくれる、初めてだけど「いつもの珈琲」(350円)を飲んでみた。
大きめのオシャレなカップ。クセが無く飲みやすい。
ジェラード2種盛り(250円)も一緒にオーダー。ジェラードはソルベーオレンジ、ソルベーマンゴー、ベルジャンチョコレート、キャラメルクリームの中から2つ選ぶそうで、オレンジとマンゴーをチョイス。
オレンジは酸っぱく、マンゴーは甘くで、ちょうどさっぱりしてコーヒーとも合う。
お店は、窓が大きく開放的。


シャモニー上大川前店(新潟市中央区上大川前通り7)

新潟の喫茶の名店として知られているお店。
入口にはガラス貼りの向こう側に古いエスプレッソマシンをディスプレー。店内でもコーヒー豆の貯蔵庫がガラス貼りで面白い。実際の焙煎は、奥の焙煎室でやっているんだろうなあ。

雰囲気は、昔ながらの純喫茶。
ちょっと暗めの照明だけど、オレンジがかった光のスポットライトが手元をほんのり明るくしてくれるから活字を読むのに苦労はしない。
落ち付いたお店で、一人ぼんやりコーヒーを飲むのには最適。

オーダーしてからサイフォンで淹れてくれるコーヒーは、しっかりとした味わいでした。


2015年12月14日月曜日

新潟珈琲問屋(新潟市中央区万代島 ピアBandai)

新潟では老舗の珈琲問屋 鈴木コーヒーさんのショップ。
新潟の食堂、レストランに入るとよく“雪室コーヒー”って見るけど、こちらのブランドだったんですね。

ピアBandaiは万代島の埠頭にあるショッピングセンター。魚介から野菜・果物なんかの生鮮食品の

販売や飲食店があります。

列車の貨物コンテナを再利用したお店も結構あるけど、その中の一つ。
コーヒー豆のディスプレイが綺麗。

ブレンドとストレート、アイスコーヒーなんか200円で販売しています。
今回はクリスマスブレンドをいただきました。
スタバのと比べると、幾分すっきりした感じです。
お店の中には休憩用のソファーや椅子があります。
テイクアウトカップは、こんな感じ→

となりには、ラテ専門店“THE BAROQUE”
そちらはゆっくりといろいろなラテを楽しめます。

http://www.bandai-nigiwai.jp/shop/detail.php?id=18
地図は https://goo.gl/maps/7jpLwp3z8g62 新潟駅から徒歩20分くらい

2015年12月13日日曜日

南区の白根の町中

新潟平野自体、潟や沼なんかの低湿地が多くて、洪水なんかの川の流れの変遷により遺跡が埋もれていたりして歴史があるんだか無いんだか…って場所。
バイパス作ろうと工事始めたら飛鳥時代の遺跡にぶち当たったとかいう話を聞いた事も…

その新潟平野のほぼ中央にある、信濃川と中の口川に挟まれた土地があります。
米作や果樹栽培が盛んな旧白根市。(合併して新潟市南区の一部になっています)
新潟と長岡を結ぶ船便の中継地として栄え、染物や仏壇といった地場産業が発達しましたが、船便から鉄道、自動車へと輸送手段が移り、今は仏壇・墓石の製造販売する比較的大手の店はあるものの、染物は完全に衰退してしまっています。

今回はそこ。
話では、国内でも有数の町屋の集積地だという事ですが、特に保存されてはなくてどんどん壊されて行く運命のようです。
「町屋を残してるんじゃなくて、金が無いから直せないだけ。」
ということらしく…
専門家の話では小江戸と呼ばれる川越より町屋の数は圧倒的に多いらしいんですけど、城下町として栄えた川越と比べても仕方がありません。
なししろ観光資源がありませんし。

新潟駅からの交通手段も、電鉄は1999年に廃線になり、JRの駅は無く(仮にあっても、首都圏と違って本数が沢山あるわけでもないし、運賃が安いわけでもありません。)バス便も新潟市のBRT政策の影響で乗り換えないと…っていう状況。
自転車借りてという手もありますが、20Km以上ありますし、それなりの体力と時間の余裕が必要です。

バスは新潟駅からBRT萬代橋ラインで青山乗り換え、W70系統白根・潟東営業所行き。(新潟駅前から青山までおおよそ30分。青山から横町までざっくり40分強)

町屋を見るだけであれば魚町か横町で下車すれば十分ですが、町の歴史を観ようと言う事であれ
ば、横町の3つ先、中の口川を越えた緑ヶ丘病院前で下車。
戻って橋を渡ってから左、給水塔を目指します。
(緑ヶ丘病院前から、渡ってきた橋(新富月橋)へ戻ると反対岸の左手方面にこんな塔が見えます。この写真は塔の下から撮ったものですが…)
例年6月の上旬に行われる大凧合戦は、この町で行われる一大イベント。
大昔、テレビの企画でマジで大凧で人を空へ揚げたり、トラック野郎のロケで使われたりなんて過去もあります。
(劇中、菅原文太さんと愛川欣也さんが大凧につかまって空中に上がるシーンがありますが、アレは見た通りの合成映像)

そのあたりの資料は、しろね大凧と歴史の館という所にありますが、それ以外は観光に来る人はほとんどいない。なにしろ、これという売りが無いですからね。

しろね大凧と歴史の館:http://www.shiteikanrisha.jp/ootako/
白根大凧合戦動画:https://www.youtube.com/watch?v=2PdmXK_Df_c

普段のこの町の見どころは、本当に古い建物を眺めるくらいでしょうか。
昔はそれなりの栄えた町ですから、少し古い町に興味のある人は退屈しないのかもしれません。
右の写真は、白根庭園から見た給水塔。
かつて上水道をこの塔から送っていたということ。
中の口川の堤防の上にありますが、堤防の下には水道公園という場所があって、そこに浄水場があったようです。
庭園自体は和式の作りで、広くはないですね。

そこから町の方へ歩いて行くと旅館が2軒。
うち1軒は営業を行ってないように見えます。
その向かいにあるのは、この地域の総鎮守となる白根神社。
なぞるように通りは右に下っていきますが、真っすぐ行けば大凧合戦会場となる堤防へ出ます。

朝倉旅館。
屋根の瓦を見ると「アサ」と文字が入っています。
もう営業はしていないような感じがしますが。









見晴らしや旅館。
屋根の瓦に「見」の文字が入っています。
見晴らしや旅館の1軒隣に、「六太郎」という食堂があります。
かつては、この近所に反対岸へ渡る橋がありましたが、随分前に給水塔の先へ移転。
今も人と自転車が渡れる橋はありますが、それでは通行量に大きな違いがあります。
しかし地元の人に支持されているようで、先日ちょっと離れた所に住んでいる人から「夏場は、あそこの冷やし中華は絶品だよね」という話を聞いて、ちょっとびっくり。
店内には昔の写真が貼ってあったりします。
お店自体は改装して新しくなってますけどね。

さて、道に沿って坂を下り、信号を左折するとかつてのメイン通りです。
今はシャッター(まで行く前に寂れたので雨戸なのか…)商店街。
建物は昔のままの町屋の所があり、壊して住宅になっている所もあり、壊したまま空き地や駐車場になっている所あり。

左のような、既に存在を知らない商品の看板があったり、一本奥の道へ入ると廃屋があったりもします。
よく見ると、昔のアイドルでテレビ出演しているタレントさんが現役のアイドル時代の商品ポスターとかも見つかるかもです。

小学校時代の恩師がフィールドワークでこの町の旧家の古文書を調べていたけど、どうなったんだろうな、なんて思いながらぶらぶらと。

結構火事で焼けてたりするらしく、残っているのは戦前の建物なのかな。
背の高い建物が無いから堤防から見る景色は空が広い。
そして、なにしろ人が少ないってのが印象的。
かつては栄えてたんだろなってのは、割烹、料亭系の建物がポツポツ残っている事からわかります。
営業している所も多いけど、なかなか改装に手が回っていない。それがまた趣があるかもしれないですね。
旅館は閉めている所が多いけど、この手の所を使って町おこし出来ないかななんて思ったり…

白根橋の交差点まで戻って来ると、とりあえずこの町屋で一番目立つ角の酒屋(庭幸酒店)さんの建物。
そこから先が一番町屋の連なりがよく見えるポイント。(最初の写真)
五六の町・魚町…
これまでの通りより更に人通りは少なくなります。あっち側は銀行があったけど、こちらには無いし。

そんな通りを歩いていると、時間に取り残された気分になります。
建物は連なっているけど、あまり人影が無い。自動車も通るけど、連なって来るという感じではない。そして、高い建物が無くて、見上げると広い空が見える…
なんだか異世界に来たような感じがします。

そんな気分にさせられるのは、通りではちょっと異色な洋風の作り(でも、木造なんですが)の筒井歯科(現在は閉院しているようです)
モダンという言葉が似合っていたであろう建物も、長年の風雪にさらされてペンキがはげかけていたり…

庭幸酒店さんの前を真っすぐ行かずに右に折れると北越銀行白根支店。
旧白根市役所の建物です。
市役所が移転してどれくらい経つのか知らないけど、銀行は流石に建物のメンテナンスはちゃんとしています。

寂れた町でも、なぜか銀行の支店は幾つもあります。
新潟というのは地銀が強い土地柄で、メガバンクの支店なんて中央区の古町まで行かないとありませんが。
この一帯には、単独で存続している銀行としては日本最古になる第四銀行の他、写真の北越銀行、その向かいに協栄信用組合、少し先に大光銀行、ゆうちょ銀行が集まっています。

中小企業、個人商店と農家がメイン顧客なんだろうけど、一応、ホームセンター大手のコメリや、ファンヒーターなんかをつくっているダイニチ工業の本社、亀田製菓、ブルボンの工場があるってこともあるのか。
まあ、みんな郊外ですけど。

いままで通ってきた一本裏の通りにも古い建物が沢山。
表通りから裏通りへの路地とかも雰囲気あります。この路地は、筒井歯科さんの、だいたい向かい側にある氷屋さんあたりの脇。

人の生活している路地ですから、住民の方々に失礼にならないよう。

人の住んでいる建物、住んでいない建物…ずっと見ていると、朽ちて行くという言葉が浮かんでしまって、何とも言えない気持ちになりました。

昔の景観を残して売り物にしている観光地は建物の営繕がちゃんとされていて、安心した懐かしさがありますが、この町には時とともに朽ちていく様子そのままが残されていてせつないというか、飾り気が無いというか。


右の写真の家は、水道公園の脇の坂を下った所にある廃屋ですが、中には鍋やお玉なんて台所用品がそのままかかっています。
住んでいた人はどうしたんだろうって…
いろいろ考えさせられます。


旧国道8号線を渡り、国道460号線との間にある保育園。
さすがに、この入口は使われていないようですが…
「白根   中央保育園」の間には、多分「市立」って文字があったんだと思います。今は新潟市南区ですから。
「国民年金融資」ってのは、あんまり見かけないですね。
昔は国民年金基金から、事業主が融資が受けられたのですけど、2000年の年金改革で行えなくなりました。
あちこちに建てて赤字運営を行っていた保養施設(グリーンピア事業)のせいで随分叩かれた制度ですが、悪い所ばかりではなかったんですね。  

ここは、かつてはめずらしいものではなかったけど、今では、あまり見かけない。
アラフォー以上の人たちにとってはそういう場所じゃないかなと思います。

残そうとする建物はあるでしょうが、全体的に保全しようという事はないようなので、時間とともに確実に無くなっていく場所です。
昔いた会社で、世界の廃墟ってシリーズをって企画を持って南米に取材に行ってきたら、中の一つが世界遺産になっちゃった…という良いのか悪いのかって事がありましたけど、ここはそういう事もなさそう。
ここには長い時間をかけて消えていく風景があります。

2015年12月12日土曜日

カーブ・ドッチ(新潟市西蒲区角田浜)

子供のころの記憶では、あの辺りはスイカとタバコの畑が沢山あった。今はタバコの畑なんて見かけないんですけどね。

カーブ・ドッチはCave D'occhiで、落さんの貯蔵室。創業者でワイン醸造家の名字です。
出来た当時、なんでまたあんな所でワイナリーをって思ったんですけど、いろいろ見て回って決められたという話。

新潟のワイナリーと言えば、高田にある岩の原ワイナリーが有名です。古くからあるワイナリーですが、場所は山の中。
お隣の山形にある老舗、タケダワイナリーもやっぱり山の中だし、日本のワイン造りの集積地である山梨だって海はない。
以前、合宿で行った事がある中伊豆の志田ワイナリーも、伊豆山中でした。

カーブ・ドッチは角田山の麓とは言え、角田浜、越前浜という海水浴場のすぐそばにあります。
ボルドーに地形や気候が似てる…という事で決めたという話を聞いた事がありますが、海のそばのワイナリーって、日本じゃ珍しいのかな?
フランスじゃ名産地があるのにね。

落さんは、ここでワイン学校をやっていて、卒業者は近隣でワイナリーやレストランを営んでいます。
授業料の中には土地代や何やらが入っていると言う話なのでしょう。
そんな事で、この辺りには複数のワイナリーがあります。

その中の1軒、フェルミエさんのワインは、私が横浜在住時代、横浜駅にあるクイーンズ伊勢丹で時々買って飲んでいました。
実際に行って、食事をしてみると、やっぱり美味しいですね。
料理も盛り付けが華やか。
知り合いはピザが美味しいって言っていたけど、個人的には普通に料理をいただきます。

まあそういうのはお金の余裕がある時に。
ワイナリーの敷地にはショップやイートイン、スパなんかも揃っているので、予算と時間に合わせて過ごす事が出来ます。
と言う事で、今日はイートイン。
カーブドッチのショップの隣にある cote a coteベイカリー カフェでコーヒーと軽食をいただきました。
ここは、ジェラードも美味しいのだけれど、まあ12月という事とコーヒーが飲みたいって事で。

コーヒーはポットに入っているモノを注いでくれるのですが、癖がなく、美味しく飲めました。
ホットコーヒーとパン盛り。
コーヒーは350円(税別)、パン盛りは3種類のパンで200円(税別)
とても美味しくて、マーガリンが1つとナイフが付いて来たのですが、塗るのがもったいない感じ。ふかふかで、風味豊かなパンでした。

カーブドッチへは公共の交通手段はJR内野駅からバス。
気合を入れてロードバイクを借りてという手もあるかもしれません。
スマートクルーズの拠点で新潟駅で借りたヤツをここで返せれば便利なんだけど…あれ、借りた所に返す決まりだからなあ。
自転車や自動車で行くとワイン飲めないし…

※カーブドッチ http://www.docci.com/

旧 月潟駅(新潟市南区)

1999年に廃線になった新潟交通電鉄。もともと県庁前(県庁移転後は白山前に改称)から燕駅まで走っていた電鉄です。
廃線の頃は、始発、終点共に変更になって東関屋-月潟間に短縮されていました。
そりゃ廃線になるよってのは、その区間だけ乗るニーズがあんまりないからだろう。東関屋で降りてもバスに乗り換えなきゃ新潟市の中心部には行けないんですからね。

で、その電車と駅舎が保存されているのが最後の終点の地となった月潟駅。
月潟と言えば越後角兵衛獅子の発祥の地とされていて、月潟駅の下に角兵衛獅子地蔵尊があります。


ここで保存されている電車は、そのカラーリングから「かぼちゃ電車」と呼ばれているそう。

新潟と言えば、雪がつきものですから保護のために電車は今年は11月24日~3月下旬までシートが掛けられてい
て見る事が出来ませんが、駅のホームには入る事が出来ます。
古びた木造の駅舎で温かいぬくもりが感じられます。

Negiccoの「ねえぇバーディア」のシングルCDジャケットの写真の撮影地で、ネギヲタの聖地の一つという話題があったのですが、電車は来年4月頃まで見る事が出来ません。残念。
ミュージックビデオは古町モールでかかっていますね。

この場所へは、青山からW80味方線月潟行きバスで終点の月潟で下車。
バスが走ってきた通りの左側、月潟商店街の横切って中の口川の堤防下が旧月潟駅になります。
バスは、国道を走り、大野仲町を過ぎると田舎道をのんびり、くねくね走りって51分前後で到着です。

月潟駅の看板
(燕…)ろくぶ→月潟→まがり(…白山前)だったので、上り線のホームですね。

中条たまご直売所(新潟市中央区長潟 水曜定休 10時から18時)

デンカビッグスワンのある新潟県スポーツ公園周辺は、いろいろ食に関する店舗や施設が出来てます。
公園内のイタリアン「ラ・ピアンタ」、スワンの手前の佐渡の網元 越前水産のバイキングや直売所、スワンを通り過ぎた先にある「いくとぴあ」とか。

新潟駅南口を直進、亀田IC、デンカスワン方面へ。
新潟バイパスを潜り、弁天橋を渡り、しばらく行くとスーパーのキューピット長潟店。その斜め右側に、お弁当販売や店内で食事が出来るたわら屋長潟店。

たわら屋の先を右折するとデンカビッグスワン、ハードオフスタジアム方面だけど、その手前のすぐ
手前の道路を右折し、しばらく直進。右側奥にクリナップのショールームが見えたら左折。すぐに右折してちょっと行った左側。(徒歩や自転車ならたわら屋と第四銀行の角のスワンへ行く方の道路を右折した方が分りやすいかも)

こじんまりした建物に、建物にしては十分広い駐車場がある「中条たまご直売所」
http://cafe.nakajo-tamago.co.jp/

名前は「たまご直売所」で確かにたまごも売っているんだけど、たまごスウイーツのお店。
ここの太陽プリンがおいしい。
持ち帰りはもちろん、店内にもカフェスペースがあります。
天気が良ければカフェスペースが一杯でも持ち帰りでスポーツ公園内の芝生やベンチでってのもありかも。

しかし、中条のたまごの直売所を長潟に作るって発想も面白い。
シーズンならサッカーや野球のお客さんも気軽に寄れるし、新潟駅から散歩がてら歩く事も出来る。(40~50分)歩き疲れたら帰りはバス使う手もあるしね。