古町芸妓の伝統を残すために地元新潟の企業(いわゆる旦那衆)が出資をして作られた柳都振興という会社。芸妓さんを社員として雇用するという全国に先駆けた試みで、そこから独立して置屋を構える芸妓さんも出てきましたが、必ずしも長くいる芸妓さんばかりではなく何とか伝統継承は出来ている感じです。
新潟には日本舞踊市山流の宗家があり、家元から直接指導が受けられるという、おそらく他の花柳界にはない環境があります。
しかし、料亭のお座敷に芸者さんを呼んで…というのは敷居が高いもの。
新潟市は花街茶屋など短い時間ですが一般の人向けの料亭で食事をしながら踊りを見ることが出来る観光行事を行っていますが、普段気取らず平日の午後のひと時だけ稽古場に隣接する場所でお茶を飲める場所として、かつては“美や古”の名で知られた歴史ある待合のお座敷の一部がカフェになっています。
柳都振興株式会社所属の古町芸妓さんが、お茶やお菓子を運んでくれます。
運が良ければ、古町芸妓が稽古をする三味線や太鼓、笛の音が聞こえてくる場所。お稽古をする時間にお茶を運んでもらうなんて申し訳ないなとも思いますが。
神棚や箪笥のある6畳間ほどの座敷で、団体さんが入るほどの広さもなく、ふらふらと散歩がてらや観光のついでに立ち寄うるような場所。
抹茶セット 800円
雪室コーヒー 500円
紅茶 500円
くらいだったと思います。
お会計は基本キャッシュレスで、使えるカード会社や電子マネーは限られていました。
JCBやダイナース、Edyなどが仕えたと思います。
住 所:新潟市中央区古町通九番町1462
営業時間:13時~15時
定 休 日:基本的に平日のみ営業で不定休 ホームページで確認
https://furumachi-sangyou.jp/cafe/