2021年11月30日火曜日
2021年11月7日日曜日
レストラン キリン(中央区)
白山神社の鳥居から古町へ向かう信号を渡ったところにあるお店。
2021年10月27日水曜日
【能でよむ漱石と八雲】二つの聲と三味線・琵琶の音色で紡ぐ“語り”の世界 2021年10月24日 14時~ りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場
安田登(下掛宝生流ワキ方能楽師)、玉川奈々福(浪曲師)、塩高和之(琵琶奏者)、聞き手 木ノ下裕一
【演目】
「夢十夜」より「第一夜」 原作:夏目漱石
「吾輩は猫である」鼠の段 原作:夏目漱石
「破られた約束」 原作:小泉八雲
「夢十夜」より「第一夜」 原作:夏目漱石
たまたま先日参加した読書会で取り上げられた作家が内田百閒で、その師匠という事で夏目漱石の話となり、「夢十夜は、今はあまり読まれないけど発表当時は評判が良かったらしい。当時は見た夢の売り買いなんてことがあったそうだし、そういう背景もあるのでは。」という話を聞いたばかりだった
死にゆく美しい女ともう一度会いたいという主人公が、百年待ってくださいと言われます。言われた通り真珠貝の貝殻で土を掘り、星のかけらを墓標にして苔の上に座ります。女の言うとおり大きな赤い日が東から西へ、東から西へ幾度となく登って沈み、女に騙されたのではないかと思ったところへ気が付くと綺麗な百合の花が咲いて、ああ百年経っていたんだなと気づくという話。
それを玉川奈々福さんの三味線と語り、安田豊さんの舞で演じる。
三味線と語りの心地良いことはもちろん、扇を使って女性の亡骸を埋める。太陽が昇り沈む時間経過を表現する際の足の運び。舞の表現のなんと豊かな事か。
能を学んでいたという漱石先生の文章の匠でもあります。
「吾輩は猫である」鼠の段 原作:夏目漱石
先生の書生に鼠も捕らない役立たずな猫は、自分が譲り受けて食べてしまいましょうと言う話を聞いた猫が一念発起して鼠を捕ろうとする話で、日露戦争で東郷平八郎元帥がロシアのバルチック艦隊を日本海海戦で打ち破った際にバルチック艦隊がどの航路を採るかで悩んだという話から、鼠がどこからやってくるかと思い悩む様、鼠にしてやられる様を、玉川奈々福さんの三味線と語り、塩高和之さんの琵琶、安田登さんの舞で。
琵琶というのはヨーロッパでは弦打楽器と表現されるものという塩高さんの説明がありましたが、曲の演奏だけではなく効果音として用いられています。三味線も同じく弦打楽器で、胴の皮の部分で音を出したりすると玉川さん。
猫を舞う安田さん、何の違和感もありません。
「破られた約束」原作:小泉八雲
小泉八雲は何作品か読んでいるのですが、知らない作品。いくつか日本語訳が出ているそうですが、これは安田さんの訳したものだとか。
愛し合っていた武士とその妻。妻が死の床に就きます。妻に心残りは自分の座っていた場所に誰が座るのかだと言われ、自分は再婚しないという夫。
では、私が無くなったら梅の木の下に埋めてください。そうすれば花の季節は花が眺められ、家も見ていることが出来るでしょうと。しかし、夫は親戚から家を絶やさないのが武士としての務めと責められ新しい妻を娶り、その妻を愛しますが、夫の留守中に新しい妻は亡くなった妻に殺されてしまいます。
「吾輩は猫である」ではコミカルな効果音を出していた琵琶は、いかにも怪談らしい音を出します。
面をつけないワキである安田さんの舞は、それでもその雰囲気を醸し出しています。
この公演は、演目の間に能楽師の安田登さんと聞き手の木ノ下裕一さんの解説が入ったのですが、「吾輩は猫である」の前だったと思うのですが、安田さんが「能を舞うときに演技をしたら師匠に怒られた。能はひたすら型を舞うもので、解釈は観る人の想像力に任せる。」というようなことをおっしゃっていて、この現代語の語りに合わせた舞が表現豊かになって見えた理由がわかりました。
これまで能や狂言を観ると、何を言っているのかわからなくて知識として持っているストーリを追い、動きを追っていました。謡や語りが舞と同時に理解できて、その世界に入っていけなければ型は型としか見えない。謡や語りは肉や衣装。型というのは、それを聴き、理解し、観る人の感情そのまま纏えるように余計な動作を極限にまで削ったものなのだと感じました。
2021年10月24日日曜日
2021年10月10日日曜日
2021年9月23日木曜日
2021年9月22日水曜日
第33回ふるまち新潟をどり 2021年9月19日(日)12時~14時 りゅーとぴあ劇場
新型コロナウイルス感染拡大防止対策で16日まで特別警報が出ていた新潟市。無事に予定通り解除され、感染対策をしての開催となりました。
当日は晴天で、観客も予定通りの入りだったのではないでしょうか。
演目は
1. 長唄 越後獅子
2. 清元 玉兎
3. 清元 四季三葉草
4. 長唄 うしろ面
フィナーレ 新潟音頭・新潟小唄
芸妓さんの衣装替えや舞台装置や楽器の演壇の組み換えなどで幕間を長くとる必要があるのですが、お酒を飲んだり歓談したりするお座敷と違い、座っているしかできない劇場では何か趣向を考えた方がよかったと思います。
一方、演者とお客がフラットな位置にいるお座敷と違い、客席の傾斜のある劇場は、足元の動きまでよく見えて、日ごろのお稽古の成果がわかり楽しめました。
1. 越後獅子
立役の角兵衛獅子に志穂、さつき、咲也子の3人。町娘にひろ佳、千笑、梨江、いち弥、ふみ嘉の5人
前半の角兵衛獅子から若侍への変化、後半の角兵衛獅子3人の一本歯の下駄をはいた踊り。最後に町娘5人を加えた晒の波は鮮やかでした。
三味線 植松美名 小千代 岩田喜美子
唄 あおい 竹内あき 和香
笛 藤舎理生
小鼓 菊乃 望月初寿三 美樹
大鼓 藤舎千穂 たまき
2.玉兎
二羽の兎に紅子と結衣
雲に浮かんだ布のかかった月のセットの後ろでもちを搗くシルエットから舞台に出て、なぜかカチカチ山を踊り、最後はまた月へ帰っていく。最初と最後で月の色が変わっているのも気が利いています。
素早く細かい足の運びや火を消すのに舞台の上で転がる振付など、こういう動きもあるんだな。
唄 延子 小りん 千笑
三味線 福豆世 美和 たまき
3. 四季三葉草
翁:あおい 千歳:和香 三番:菊乃
いわゆる踊りとしてイメージするのは面も着けず着物で踊るこの曲でしょう。
あおいさんが翁と言っても面をつけているわけではなく、黒地の着物を着ているだけ。
外連味のない純粋な踊りです。
唄 延子 小りん 結衣 紅子
三味線 福豆世 たまき
上調子 美和
4. うしろ面
元々うしろ面は、踊りの名前ではなく踊りの技術なのではないかと思うのですが、振付の難しさから絶えたと言われたものですから、他にこの技法を使う演目がないので、そのままこの名前になったのでしょうか。
享保三年の四台市山七十郎の振付で大阪沢村座での初演から江戸市村座で演じられていたものが絶え、失われたと考えられていたのですが、文化・文政期の女形 岩井かほ世が晩年に故郷の加茂の芸者衆に教えて残っていたと言われています。
正面は尼僧の衣装、後ろに狐の面をつけ、狐が人間に化けようとする様を体の正面と後ろを使い、スムースに自然に見えるように踊る。
随分以前にテレビニュースで家元が踊る映像をちらりと見た記憶があるのですが、その映像は画質も悪く時間も短いものでした。
この難しい踊りは、あやめ
実に自然にスムースな舞で、玉兎とこの曲の振付は私のイメージする日本舞踊の枠を超えたものを感じました。お見事です。
三味線 植松美名 若春 岩田喜美子
唄 扇弥 竹内あき 稲千代
笛 藤舎理生
小鼓 望月初寿三 望月喜美
太鼓 藤舎千穂
フィナーレの新潟音頭・新潟小唄はこれまでの芸妓さん総出演で、うしろ面終了後に幕を下ろしてセットを片づけただけの短い時間での開始となったので、うしろ面を踊ったあやめは新潟小唄から。
最後に企画・構成・振付・指導を行った市山流家元 市山七十郎さんのあいさつでは、コロナ禍で本番舞台での稽古が十分にできなかったと言われていましたが、日ごろの稽古の成果が十分に出ていたのではないでしょうか。
2021年9月13日月曜日
2021年9月7日火曜日
かき忠(新潟市中央区古町)のランチ
新型コロナウイルス感染拡大防止のため酒類の提供時間が20時までとなって飲食店は大変な時期です。
そんな中、古町へ出かける用があったので、ランチでお邪魔しました。和食のお店です。
注文したのは千両箱弁当(1300円)
注文すると、すぐに食前酒の梅酒、茶わん蒸し、プリン、おしんこが運ばれてきました。お弁当は丸くて中に大きく4つに仕切られ、その仕切りの交点にまた一つ小さめの丸いスペースがあるという器で、その真ん中にはかきのもと。1つには天ぷら(海老2本に舞茸、レンコン、ピーマン)、1つには煮物、1つには刺身(カツオとマグロ赤身が2切れづつ)、1つには俵ご飯と卵焼きに鮭の焼き漬け
一つ一つ量も十分にあり、美味しくいただきました。
カウンターに座ったのですが、椅子の横の壁にNegiccoやRYUTistの写真があるのは、さすが新潟だなと思ったのですが、なぜかBabymetalのCDジャケットが…
2021年9月3日金曜日
2021年8月28日土曜日
浅川園 本店(中央区古町)
水出しコーヒーを作ろうと2か月ぶりくらいに古町にあるお茶屋さん、浅川園に出かけたら建物老朽化のため休業の貼り紙が…
2021年7月23日金曜日
イズミコーヒー 【新潟市中央区】
新潟駅万代口から沼垂方面へ少し行った左側に古びたビルの2階。
1階は老舗の町の洋食屋さん「グリルかんだ」がありましたが、いつの間にか閉店しています。このお店は以前から気にはなっていたのですが、入ったことがありませんでした。
暑い中随分歩いていて、アイスコーヒーが飲みたいなと思ったのですが、新潟駅万代口だと、階段を昇って駅ビルのシャモニーまで行く気力もなくドトールやスタバは混雑していそうだしという事でこの店を思い出しました。
行ってみると8月31日で閉店と貼り紙が…
階段を昇り、ドアを開けると昭和な感じの純喫茶でした。
アイスコーヒーは、しっかりとした苦みとほのかな酸味が利いていて好みの味。コーヒーはサイフォンで淹れているという貼り紙がありましたが、やはりドリップと比べてしっかり味が出るのでしょう。
フードメニューもナポリタンやピラフなどなど純喫茶らしいメニュー。
今度は軽く食べに来ようかと思いました。
しかし、8月いっぱいで閉まるのか…残念だな。
2021年7月20日火曜日
2021年7月18日日曜日
白アイス【見附市、燕市、江南区】
前のエントリーで取り上げた店の他に見附市、燕市にもあるという事がわかったので、そちらも。
見附の谷信さんは商店街にあるお店 新潟県 見附市 新町 1-7-7
見附の街角で30種類以上のアイスクリームを売っている「谷信菓子店」。 | Things(シングス)|新潟のローカルなWebマガジン (things-niigata.jp)白アイスのサイズは小ぶりで130gくらい
値段も100円と手ごろです。
見附の街角で30種類以上のアイスクリームを売っている「谷信菓子店」。 | Things(シングス)|新潟のローカルなWebマガジン (things-niigata.jp)
燕市のフジイ洋菓子店 新潟県燕市中央通1丁目4−35
店名の通りケーキ屋さんですが、夏季のみ白アイスを販売していますサイズは谷信さんよし少し大きめ140gくらいですが、お値段は240円くらいだったかな…少し高めだったような。
江南区の長谷川熊之丈商店 新潟市江南区稲葉1-5-4
ミネストローネを入れるようなお持ち帰りカップみたいな大き目なカップで240gくらいで220円2021年7月16日金曜日
新潟市中央区 新潟駅から白山神社
関東甲信地方は本日梅雨明けとのことでしたが、新潟は一足早く一昨日に梅雨明けしました。
突き当りは 新潟駅。現在リニューアル中で今壊している建物跡は広場になり、現在は道路がない万代口から南口へ通り抜けできる道路ができるとか
スノーピークと提携してアウトドアで打ち合わせができるスペースと、飲食店の屋台が出ている。
正面はホテルオークラ もうすぐビアガーデンが始まるのかな?
2021年6月27日日曜日
冬鳥越スキーガーデン/冬鳥越スキー場【加茂市】
昔、加茂駅から村松経由で五泉駅まで蒲原鉄道という単線の電鉄が走っていました。
途中に冬鳥越スキー場というスキー場があって、そこが新潟市近郊でから一番近いスキー場でした。そこへは蒲原鉄道の冬鳥越前という駅がありましたが1985年に加茂駅~村松間が廃線となると同時に廃駅になっています。冬鳥越えスキー場も廃止になったと思っていたのですがリフトが廃止になっただけで、スペースとしては残っていたんですね。この冬鳥越スキーガーデンはバラを植えていたり、花の寄せ植えをしていたり、蒲原鉄道の車両を展示していたり。
スキー場と言っても、今の季節は芝生がきれいに整備されています。
廃止になったスキーリフト
蒲原鉄道の車両
白アイス 【新潟市南区、秋葉区、新発田市】
新潟限定のご当地お菓子と言えば“ポッポ焼き”(細長くふにゃふにゃした黒糖蒸しパンみたいなもの)を挙げる人が多いと思います。新潟のお祭りの露店では欠かせないもので、いくつも出店されているところでは不思議と行列のできる店とそうでない店があったりして、シンプルな中にもおいしさのコツがあるんだろうな。
それぞれ食べ比べてみましたが、味の違いは判りませんでした。
2年くらい前に江南区の旧亀田町に白アイスが復活したというニュースがありましたが、そちらはまだ食べていません。亀田町も旧新発田藩の領地ですね…
木村冷菓店は夏季のみの営業です
商品は夏季のみお店の他に農産品直売所の”うららこすど”や道の駅花夢里にある食品販売所”新鮮組”で買えます
スギサキ 新潟県 新発田市 大手町 1-5-2
新発田で長く愛され続けるアイスとかき氷の店「スギサキ」。 | Things(シングス)|新潟のローカルなWebマガジン (things-niigata.jp)