2016年1月24日日曜日

万代~みなとぴあ~稲荷町~日和山~下本町~礎町

昨日、ちょっと雪が降っていたけど、ぶらぶら出かけてきました。

今回の起点は万代シティ。NGT48の話題で盛り上がっている町です。
AKBグループが新潟進出という事で、どこに劇場ができるのか。駅南で開発に失敗して寂しい事になっているプラーカであればスペースは沢山あるし、駅からも直結という話をしていた人が多かったけど、誘致に動いた会社の物件になるのは、当たり前の話。万代シティにあるラブラ2の4階のスペースに劇場が出来ました。
あそこは以前何があったんだっけ…ソフトバンクだっけかな?

ラブラ2の前からは、バスセンター2F→伊勢丹→ビルボードプレイス→ビルボードプレイス2→信濃川のやすらぎ堤と信号なし、屋内多めで移動。
やすらぎ堤に出て万代橋を見ると…やめとこうかなという気にもなりますが、変わりやすい天気だし、基本晴れ男の自分を信じて万代橋へ向かいます。

今日の第一目標は、稲荷町の湊稲荷神社にある珍しい狛犬を拝見する事です。
なので、万代橋の下流側の歩道を渡りたいので、やすらぎ堤から万代橋をくぐり、メディアシップの側から橋に出ます。
メディアシップは、新潟日報社の本社社屋で、最上階には展望フロアがあったり、レストランが入っていたり、アルビレックスの展示室があったり、カルチャー教室をやっていたりと、何かとお世話になる事もある所。
橋への階段を上りきると右側の橋の欄干に着物の切れの上から針金が巻いてあって、何かと表を見たら国交省の道路工事の看板でした。
そのまま針金を巻くと欄干に傷が付くってことでしょうが、細やかな気遣い。しかし着物の切れか。小粋な感じですね。

橋を渡りきると気になっていたカフェがあるのですが、時間は11時ちょっと前でCLOSEの看板。まずは、みなとぴあを目指して右に曲がります。
みなとぴあへは信濃川沿いをひたすら下り。
とりあえず、休憩。笹団子で有名な田中屋本店のみなと工房に寄りました。
コーヒー飲もうと思ったのですが、ついつい和菓子にも目が行って、柏餅に苺が乗ったやつ(名前忘れた)200円と、チョコレート大福180円も一緒に…2階のガラス張りのイートインスペースでいただきます。和菓子も期待通り美味しかったですが、寒かったせいもありコーヒーの体に染みる事…美味しかった。
(写真は柏餅に苺が載ったヤツ)

店を出て下流へ歩くと、イカ釣り漁船や巻き網漁船、海底掘削船が停泊中。
反対岸の先には佐渡汽船のターミナルが見えます。

少し歩いてみなとぴあへ到着。
みなとぴあは新潟市歴史博物館を中心とした歴史的建造物のある所。http://www.nchm.jp/contents04_shisetsu/04index.html

敷地内には旧第四銀行住吉町支店が移築されていたり、旧新潟税関が移築されていたり。
お昼少し前で、旧第四銀行住吉町支店の1階に入っているカーブドッチのレストランにはちらほらとお客さんが見えます。
ワイン飲みたいなという気持ちを抑えて、銀行の建物の中を見学。
中2階に大金庫、2階に応接室、奥には和室が二間もありました。
石作りの立派な建物。

その先には明治2年に建てられた瓦屋根石作りの倉庫。
左斜め後ろに歴史博物館、斜め右に旧新潟税関の建物があります。
この税関は、唯一当時の建物が残っている所だそう。
白山神社の隣にある新潟県政記念館は、明治時代に建てられた県議会で唯一残っている建物という事ですから、明治フェチにはお勧め。

旧税関を通り、門を出て右折。少し行くと湊稲荷神社への矢印看板が出てきます。
湊稲荷神社は日本で唯一(ということは世界でも唯一?)高麗犬が回せる神社ですって、読んだだけでは想像がつかないかもしれません。高麗犬の中に軸が通っていて、左右に回せるようになっているんです。
なぜ回るようになっているかというと、江戸時代に遊女たちが、船乗りが乗った船の足止めを願って西風に吹いてもらいたいと夜中に油揚げを持って神社の高麗犬の口を西に向けて回したと言い事だそう。元々軸なんて無かったろうから、回すの大変だったろうな。
今は男性は右側、女性は左側の高麗犬を回して願をかけるそうです。写真は右の高麗犬の足元。
稲荷神社ですから、当然キツネ様もいて、そちらには足止めのひもを結んで願をかけるそう。

そのまま真っすぐ進んで左側に金比羅神社。こちらの狛犬には、はっきり、「足止め狛犬」と書いてあります。
金比羅様って、航海安全の神様じゃなかったっけ?
船乗りも参拝に来ただろうし、この狛犬見てどういう反応したんだろ…なんて想像をしてしまいます。








さて、この先はどうしようかと思いながら歩いていると、そういえば日和山にカフェがあるって聞いたなと思い、日和山方面へ…といっても場所も知らないんですけどね。ぶらぶら歩きですから、行き着けなければ行き着かないでOK。町の雰囲気を感じながら歩くのが楽しいのです。

日和山と言えば海という事で、海の方向へ歩きます。
小学校の脇を通り、日和山の駐車場へ出て、海を眺めると期待通り日本海の荒波。夏に行った突堤が波を被っています。
そう、新潟県民にはお馴染み「海は荒海、向こうは佐渡よ」の世界です。

家の間の細い小路の階段を下っていくと、お稲荷さんの横へ出ました。
北前船で運ばれた出雲石で造られた狐像だそうですが、風雪にさらされて、崩れてきてしまっています。しかし、そういう由来であれば修復も難しいでしょう。せめて覆いをかけてあげられればいいのですが…







カフェを探しながらも、ぶらぶら古町方面を目ざいて歩くと、“新潟港水先案内水戸教発祥地”という塔が見えたので、そちらに向かいます。
水戸教というのは宗教じゃなくて、水先案内の事だそう。
見上げると鉄製の柱に横棒を通し、〆縄を張った鳥居が見えました。
これが日和山で、標高は12.3m…って山か?まあ形は山かも。頂上には住吉神社。








この五合目にあるのが探していたカフェ「cafe日和山五合目」でした。
http://www.hiyoriyama5.com/
すごくおしゃれなカフェで、エントランスにはネコ形の風見や船の舵。


入口を入ると右に薪ストーブが燃え、正面はらせん階段で上の階には靴を脱いで上がるよう。テーブルらしいテーブルは無く、椅子と円状のベンチ。オーダーは小窓越しに行います。
小窓の脇には水出しコーヒーの器具があって、コーヒーを抽出中。
コーヒーは日和山ブレンドとお勧めのブレンドが400円。自家製パンが200円。
日和山ブレンドをオーダーしてお金を払い、しばし待ちます。
テイクアウトカップで出された日和山ブレンドはくせの無い味でした。
コーヒーを飲みながらしばらくまったり。
13時を回っていたので、そろそろどこかで食事をしようと店を出ました。

店を出て少し行くと古町方面と下本町市場方面の矢印看板が出ていました。どちらへ行こうかなと迷いましたが、今回は下本町市場方面へ。
市場の通りには所々でビニールシートで囲って屋根まで付けた露店が出ています。
その中でビデオカメラの片づけをしている人たちがいて、腕を見るとuxの腕章。テレビ局の取材があったようです。
「ホクセイマート」というお店の前で、見ると今月末で閉店の貼り紙。多分地域の人に愛された地元のスーパーなんだろうな。

その辺りをぶらぶらしながら万代方面を目指します。
こんぴら通りというのを斜め前に見つけて、その通りへ入ると「地酒防衛軍 吉川酒店」というPOPな看板のお店。
通りの出口には金比羅さまがありました。

今回のぶらぶらは、この地図あたりをみると見当が付きます。行き当たりばったりなので、お勧めルートにはなっていませんが。
http://www.niigata-cityguide.com/course01.html

真っすぐ行くと見慣れた通り。礎町へ出ます。
行きにしまっていたお店が開いていて、そこで遅めのランチを食べます。
スペシャルランチ800円は、ミネストローネとキッシュ、クリームコロッケ、キャベツと人参のサラダにアツアツふかふかのベーグルにコーヒー付き。(ベーグルとライスが選べます)
コーヒーは、コーヒーメーカーで。
Cafe Eigetu Dou
http://www.eigetudou.com/
外から見えるのは外国語のメニューですが、中では奥様達が子育ての話で談笑中。中のメニューは普通に日本語です。
店の中はクラッシク音楽が流れるお店。バックパッカー向け的な本や外国語の本も置いてありますが、このビルの上にゲストハウスがあるんで、そういう人向けのメニュー表示なのかも。

外へ出ると、雪はすっかりやんでいました。万代橋を渡り、ぶらぶら新潟駅まで帰ると3時前。
今回はこれで帰ります。

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