新潟の温泉と言えばイメージ的に越後湯沢に代表される魚沼地域だけど、いろんなところに温泉があります。
新潟市内にもいくつかありますが、この花の湯館もその一つ。
秋葉区はかつて石油の採掘が行われていた土地で、温泉はそれに伴って湧いたもの。でもここがオープンしたのは比較的最近。花の湯館は県道320号線から山の方へ少し登った丘の上に建っています。
アクセスは、JR信越本線「矢代田駅」より徒歩で15分、またはバスで5分ですが、バスはコミュニティバスで本数は多くありません。(矢代田駅より区バス「うららこすど」行きへ乗車)利用者はクルマの人が多いようです。
入口で靴を脱ぎ左側にある下足入れに靴を入れて鍵をかけ、自販機でチケットを買って受付に下足入れのカギを預けます。入湯料はタオル付きで500円、タオルなしが450円。タオ
ル付きのチケットを買うと、ここでタオルが入った袋を貸してもらえます。
湯船は屋内に2つと屋外に一人用のものが一つとサウナ。温泉スペース自体はそれほど広い部類には入らないのでしょう。お湯はあまり熱くありません。
泉質はメタケイ酸含有の中性泉。肌触りがやわらかで、硫黄のにおいは全くありません。
肌がすべすべするのは近所で昔から美人の湯と言われている加茂の温泉と同じ泉質なのかな。硫黄のにおいがしないのは火山性の温泉じゃないからなんでしょうね。
2階には個室貸切の有料休憩所と温泉カフェわかば、無料の休憩所があり、カフェで食事もできます。温泉施設の建物内ですが、カフェのみの利用も可。
休憩所とカフェへは入口正面の階段を昇っていきますが、この会談は吹き抜けになっていて見上げると天井がドーム状のガラス張り。
正面がカフェで左が貸切個室、右が無料休憩所と自販機コーナー。
温泉の脱衣所と自販機コーナーに塚田牛乳(新潟市周辺ではおなじみ)の昔ながらの紙キャップの瓶の自販機があります。紙キャップの牛乳、最近見なくなりました。スーパー銭湯などで見かけるのは
ガラス瓶ではなくプラスチックの容器で、キャップもプラスチックのものってことで、こんなキャップ明けグッズは見かけません。
カラス瓶の方が口当たりがいいしおいしく感じますがなんだか残念なことです。回収して洗って滅菌して再利用…手間もかかるんでしょうね。それに今、普及させようとすると安全性が…って話になりそう。昔と比べて今は人を信用していないというか、自分で責任をとらないというのが当たり前になってきているのかな。
カフェ入り口のディスプレイに豆が入った瓶があったので、コーヒー豆かと思ったら豆腐を作る大豆でした。なかなかのフェイント…
メニューにも豆腐の上にきな粉がかかり、その上にソフトクリーム
が乗り、それに黒蜜をかけて食べる豆腐ソフトがあったりするので、地元の豆腐屋さんが絡んでいたりするのかな。
ちなみに下の豆腐は木綿豆腐ですね。豆腐ときな粉の相性はそれほど悪くないし好みの問題ですが、自分の好みで言えば分けて食べたほうがいいかな。
お風呂上がりで冷ややっこもいいと思います。
店内はテーブルやソファーが程よい感覚で配置されていて、穏やかな音楽が流れています。
6月なので窓の外は緑の杉と竹の林が広がっていました。
加茂の美人の湯の泉質は「含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物強塩温泉」でした。
返信削除ちなみにメタケイ酸が一定量含まれていないと温泉とは認められないそうで、美人の湯と言われるところは多めに入ってるとか。